本日のアフタヌーンティーはこちら。
Selection Box1Joie ~歓喜の瞬間~

バレンタインのサロン・デュ・ショコラといえばこちら、セレクションボックス!
セレクションボックスとは、サロン・デュ・ショコラでのみ発売される、世界のトップショコラティエやパティシエのチョコレートを一つの箱に詰め合わせた限定BOX!
毎年テーマがあり、3種類発売されます。
今年のセレクションBOX 2025のラインナップはこちら。
Selection Box 1 Joie ~歓喜の瞬間~
Selection Box 2 Demain ~明日への歩み~
Selection Box 3 World Chocolate Masters
上から16粒、12粒、8粒で、1と2はフランスのショコラティエが多め、3は日本のショコラティエオンリー。
セレクションBOX 1:ジョア(16個入:16ブランドから各1個)¥9,936

なにげなく過ごす生活の中で、ショコラを創作する中で。笑顔や喜びが溢れた瞬間、感動した瞬間、思わず興奮したり心が高鳴った瞬間など。日本や世界から熱い視線を浴び続ける世界最高峰の16人のショコラティエが、ショコラファンの皆さんと共有したい「歓喜」を感じる瞬間をひと粒に込めてくれました。

大体毎年一番大きなボックスを一種類買いますが、今年は缶!

一人ひとりのショコラティエがひと粒に込めた想いと共にフレーバーの説明が毎年ついてます。
久しぶりに頂くショコラティエのショコラを堪能できるのも楽しみのひとつ。
1 ユズ〈セバスチャン・ブイエ〉
酸味、甘酸っぱさ、苦みを持つ柑橘。中でも日本での柚子との出会いは革命的であり喜びであり表現の幅が大きく広がったというブイエ氏。レのショコラに柚子を合わせ、ノワールコーティング。唐辛子をアクセントでトッピング。

しっかり柚子フレーバーが香る水分少なめのビターガナッシュ。唐辛子が後からピリッ。
2 京番茶&鰹出汁+トマト〈パティシエ エス コヤマ〉
京都出身のシェフの故郷の味とさまざまな旨み成分を駆使した新しい味覚のショコラ。黄色いトマトを使った自家製クーベルチュールと京番茶と鰹出汁。鰹節のイノシン酸、トマトのグルタミン酸とグアニル酸。旨みの相乗効果を表現。

わ!すごい旨味!
ボンボンショコラのフレーバーではほとんど感じることのない旨みが確かにいる!確かに鰹の風味も感じるし、凝縮された旨みが閉じ込められたガナッシュが、舌の上でとろけるとどんどん広がってくる!面白旨!
3 フランボワーズ・カルダモン〈クリスティーヌ・フェルベール〉
アルザス愛&フランボワーズ愛にあふれるフェルベール氏が大好きな素材を使ったカルダモン風味のフランボワーズとマンジャリガナッシュ。「私が作るフランボワーズのお菓子で沢山の方を幸せにできることに喜びを感じるわ」

カルダモンの爽やかさとフランボワーズの可愛いさが練り込まれた甘酸っぱくて渋みのあるきゅむっと詰まったビターガナッシュ。
4 ミステールローズ〈ジャン=ポール・エヴァン〉
フランスから遥かヒマラヤ山脈を越えたブータンのスパイスがアクセント。清々しい香りがアーモンドとヘーゼルナッツのプラリネを引き立て、味覚に幸せな歓喜をもたらすひと粒。ショコラとの新しい出会いを楽しんでください。

すごくまろやかでコクのあるプラリネとコーティングのミルクチョコレート。
スパイスはそんなに主張する系じゃないけどどんなスパイスなのかな?後口の舌の上はややスーッとする感じ。
5 フクオカ〈フレデリック・アヴェッカー〉
アヴェッカー氏がMOFとして初めての海外で仕事をしたのが福岡。日本の大好きな素材でその時の高揚感や興奮を表現したという黒ゴマのガナッシュと抹茶のサブレの2層のボンボン。今年また日本に行ける喜びでいっぱい。

サブレとガナッシュを合わせたようなやわらかな抹茶サブレと黒ごまのガナッシュの二層。それぞれの風味は弱めかなあ。
6 フランボワーズ〈ニコラ・ベルナルデ〉
叔母さんの家の庭のフランボワーズを食べて口を真っ赤にして帰ってきた思い出。収穫の手伝いに行き自分でほとんど食べてしまった記憶。みんなを幸せにするフランボワーズを使ったベルナルデ氏の幸せのガナッシュ。

甘酸っぱいフランボワーズのフレーバーがキュッと詰まったガナッシュの中にぎゅぎゅっと詰め込まれた口どけのよいビターガナッシュ。
7 ル ニサール〈クリスチャン・カンプリニ〉
カンプリニ氏の故郷ニースを象徴するお菓子である、ひよこ豆のクレープ「ソッカ」。チップスにしたものをプラリネにしてノワールで包みました。素朴で楽しい思い出、郷愁、斬新なアイデアと大胆な創造力を感じるひと粒。

ひよこ豆のクレープ、初めて食べましたがすごい水分持っていかれる系!
風味の良いひよこ豆クレーププラリネに水分を持っていかれつつ、ふんわり塩味を感じる。
8 ショコラ カレ フィグ〈パティスリー・サダハル・アオキ・パリ〉
お菓子を食べて喜んでいる人を見るときが喜びの瞬間だと言うアオキ氏。ビターなガナッシュにイチジクを合わせ、プチプチした食感も楽しめるひと粒を作ってくれました。情熱や興奮を表す真っ赤なカラーにもこだわっています。

イチジクのプチプチ感が楽しいし、ビター過ぎないミルクとの間くらいのまろやかなガナッシュがすごくイチジクと合ってる。
9 ブール ユズ〈フィリップ・ベル〉
初来日の記憶を鮮明に蘇らせる柚子の芳醇な香りや爽やかな酸味。日本の人たちと分かち合った喜びや友情を想い、感動と喜びの涙が飛行機の中で頬を伝ったというベル氏の思い出を盛りこんだユズ風味のキャラメルのブール。

ブシャ!という系ではなくやわらか〜なしっかりキャラメルに柚子フレーバーが香る。やや厚めのコーティングよミルクチョコと後口にやや苦みの残る柚子との相性が良い。
10 ヴィクトワール〈ベルナシオン〉
祖父のモーリス氏が最初に作ったショコラを心を込めて再現。粗く砕いたアーモンドとヘーゼルナッツをたっぷり使ったひと粒です。ベルナシオン家の歴史や思い出や喜びの瞬間を共有したいと日本のファンのために特別に製作。

すごくナッツのいい香り!
ザクザクのカリカリ!ナッツのフレーバーもしっかり広がるけど、キャメリゼが、キャンディでも入っているのかしら?!という思う位カリッカリで甘みが広がる。
11 レーヴ ドゥ ノワゼット〈プラン クール〉
大好きな人たちとヘーゼルナッツを収穫する時に喜びを感じるというマキシム氏。キャラメル、チョコサブレ、ヘーゼルナッツのプラリネジャンドゥージャを重ねたひと粒。生産者や伝統製法を大切にする気持ちが伝わります。

初めてのショコラトリ!
コーティングの中はザクザク食感のサブレやら細かなショコラが入っているような感じで、じっくり舌の上で溶かして鼻に抜ける香りを堪能する、という感じではなく、袋や缶にゴロゴロ入っていてパクパク食べるのにちょうど良い美味しさ。例えるならば 繊細なブラックサンダー的な!(ちなみにブラックサンダー大好き)
12 ブレイズ〈ローラン ル ダニエル〉
生産量を復活させるため努力をし続けた地元ブルターニュの生産者にリスペクト。そば花の蜂蜜を使ったノワールガナッシュとヘーゼルナッツのプラリネに砕いたそば粉のサブレを混ぜた2層。ブレイズとはブルターニュという意味。

ニチッと系の蜂蜜のビターガナッシュにサクサク食感。風味が弱めであまり好みではなかったかなあ。
13 ガナッシュ ショコラ オランジュ〈トゥルビヨン バイ ヤン ブリス〉
お祖父さんの故郷バレンシアで過ごした幼少期の思い出はオレンジ色。「遊びにいくといつもオレンジを食べさせてくれた時の喜びの瞬間を思い出す」と語るブリス氏。楽しい子供時代を呼び覚ますオレンジ風味のガナッシュ。

バレンシアオレンジの濃密なフレーバーが広がるビターガナッシュ。
14 フリュイエキゾチック〈モリ ヨシダ〉
フランスのコンテスト番組に出演し優勝した時、尊敬するシェフ達に高評価された瞬間は感動と歓喜の瞬間だったと語るヨシダ氏。その時の素材をショコラに落とし込んだマンゴーとパッションフルーツのガナッシュ。

マンゴーとパッションフルーツを練り込んだミルクガナッシュ。エキゾチックってなんだかセクシーなイメージなのですが、このショコラはセクシーではなく控えめな南国感。
15 パラディ エキゾティック〈リリアン・ボンヌフォア〉
癒しや感動を与えてくれる場所、カリブ海に浮かぶグアドループでの旅の思い出をクリエーションしたというリリアン氏。アーモンドとココナッツのプラリネとパッションフルーツとパイナップルのパートドフリュイの2層の粒です。

結構鮮烈に酸味とフルーティさ溢れるパートドフリュイ、アーモンドとココナッツフレーバーの南国感のあるプラリネの二層。
パートドフリュイは鮮烈だけど割合が少なめなのですごくプラリネのフレーバーを底上げするような相性の良さとバランスでさすがの美味しさ!!
16 ヴルール〈オリヴィエ・ヴィダル〉
家族や友人とのカフェタイムは、心をリフレッシュさせてくれる至福の瞬間と語るヴィダル氏。ピエモンテ産のヘーゼルナッツとバレンシアアーモンドを贅沢に使ったプラリネはそんな時間を楽しむための特別なショコラ。

鼻を近付けるとすごいコーヒーの香り!
中身はサリサリとした食感のプラリネ。すごく焙煎されているのかお焦げのような風味で、ナッツフレーバーがあまりしない。
トップは珈琲豆をトッピングしてあるので、このひと粒でプラリネのボンボンショコラとコーヒーを一緒に堪能しているような演出かしら、それは面白い!と思うのですがあまり好みではありませんでした。
今年のセレクションボックスで一番好みだったのはリリアンボンヌフォア!
リリアンボンヌフォアのフルーツはフェルベールさんとはまた全然違った方向性で素晴らしい!
フェルベールさんのフルーツは森の中、リリアンボンヌフォアは洗練されたレストラン的な!
大大大好きなショコラティエなので毎年必ず購入してますが、今年のボックスも益々楽しみになりましてでございます。